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理事長所信

Belief Expressd
第67代理事長 三谷 哲生
公益社団法人 高知青年会議所
【第67代理事長】

三谷 哲生

Tetsuo Mitani

御礼

昨年、公益社団法人高知青年会議所は創立65周年を迎える事が出来ました。
これは創立以来、先輩諸氏が紡いでこられた「明るい豊かな社会の実現」を目指し、地域に根ざした積極的な運動を続けてこられた結晶で御座います。
何より私たちは、活動を見守って下さった市民・行政・企業・多くの団体の皆様のご理解とご協力があったからこそ、高知青年会議所が今日も活動を続けてこられたのであります。
そして、先輩諸氏のこれまでの活動に心からの敬意を表しますと共に、我々も負けてはいられないと今を生きるJAYCEEとしての気概を持って全身全霊で青年会議所運動を発信して参ります。

はじめに

本年、2019年は4月30日に天皇陛下が譲位なされ、翌日に皇太子殿下が新天皇として即位なされると「平成」から新たな元号へと変わります。これはただ元号が変わるだけの一日ではなく、まぎれもなく新しい時代へと移り変わるものであります。 そして、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を翌年に控える年あり、1964年に開催された同大会のように、世界の中心となるべく機運が高まっております。この大きく時代が動く中、地方には地方の意地があり役割が存在します。高知にしか出来ない高知らしさ溢れる一年に出来るよう、若者らしく我武者羅に全力で活動を展開して参ります。

青年会議所運動の礎とは、会員そのものである

 

現在、昨今の人口減少・経済状況の悪化などを背景に全国の青年会議所の会員数は減少の一途を辿っています。そのような中、当会議所では2017年に、会議体運営から委員会化をする事で、より活発な会員拡大に取り組んで参りました。しかし、ここ数年メンバー数をなんとか維持出来ている状況ではありますが、メンバーの在籍年数の減少に伴う組織力の低下といった問題もある為、予断を許さない状況であることに変わりはありません。そういった状況である為に、目先の事だけを考えた、増やすだけの会員拡大も時には求められるかもしれません。実際に年会費から事業費の大半を捻出している状況を鑑みると、年会費収入は事業費と比例するが故に、円滑な組織運営を維持する為には必要不可欠なものである事は間違いありません。 しかし、今一度会員拡大の原点に立ち返り、地域の未来を本気で考え行動する同志を一人でも多くこの地域に培っていくことこそが、会員拡大の真の目的であると確信致します。そして、この先70年80年100年と未来永劫続いていく組織となるべく、まずは70周年までを見据えた会員拡大が必要であると考え、在籍年数を多く確保出来る人財に特化した会員拡大に取り組んで参ります。

組織・人材イノベーション

「出向」というフレーズに、どのようなイメージをお持ちでしょうか。時折ネガティブな表現で用いられることもありますが、元来、役員候補の人材にその地域や環境だけでは得られない経験をさせようと、人材育成や組織強化を目的として活用されるべき制度であります。しかし、当会議所では「出向」に対して消極的な時代が続いて参りました。 青年会議所には日本青年会議所本会・四国地区協議会・高知ブロック協議会という組織があり、それぞれの組織には各地青年会議所からの出向者によって構成されております。世界に向けて、そして日本全国に対して発信される運動に他人事として取り組んでいては、ただの地方にある一つの青年会議所として時代に取り残されてしまうことはもちろん、多くの成長や学びの機会を失うことになります。 本年、公益社団法人 日本青年会議所四国地区協議会の会長として水谷太一君をはじめ、多くの役員・スタッフを輩出致します。その他、日本青年会議所本会、高知ブロック協議会共に様々な役職で出向者を輩出致します。それぞれの出向者は個人の成長はもちろん、地域の為に高知の為にと活躍して頂けると確信しておりますが、その為には輩出する青年会議所としてのバックアップ・環境作りが求められます。日本青年会議所運動への積極的な参加はもちろん、高知を代表して活躍する出向者の一人ひとりが活きいきと活動出来るよう、組織一丸となって出向者への支援をおこなって参ります。

高知をひとつに

私の入会した2013年、当会議所創立60周年という節目の年でありました。その周年事業として開催されましたのが土佐風土祭りであります。翌年の2014年に第2回目を開催されましたが諸事情により2年間未開催となりました。そんな中、2017年に実行委員会を立ち上げ、2年のブランクを経て第三回土佐風土祭りが復活開催され、昨年には第四回目の開催が実現しました。大雨の天候の中にも関わらず、二日間での多くの来場者にお越し頂き、少しずつではありますが、認知度が上がってきたと実感しております。 そして本年も、第五回土佐風土祭りを主管させて頂き、地域と共に創るまちづくり事業として更に地域にねざした祭りとなるよう構築・実施を計画致します。今は成長中であるこの祭りが真に地域の物に、そして県民市民の物になり、このまちに無くてはならない夏のイベントとなるべく、第五回土佐風土祭りの開催を目指します。

誰もが出来るまちづくり

1969年4月1日に制定された高知市民憲章。本年、2019年は大きな節目の年である制定50周年を迎えます。この市民憲章は67年目を迎えた当会議所の歴史と共に歩んできたものであり、高知青年会議所のまちづくり運動の基本となるものであります。 条文のはじめにある「鏡川を清潔なまちのシンボルにしましょう」。毎年、七河川一斉清掃で鏡川周辺の清掃活動をおこないます。私自身、目の前に鏡川がある環境で生まれ育ちましたので、当時のゴミの多さ、汚さは鮮明に記憶をしております。そのような中、現在ではゴミが無いことを確認する為の活動と言っても過言ではない程、綺麗な状態になりつつあります。制定当初の先人達はこのような高知市を想像し、このような状況を夢見ながら宣言文を作成された事でしょう。しかし、ゴミがひとつも無い状態になるまで、市民の意識がそのような状態になるまでは継続し続けなければいけません。この誰もが守れるまちづくりの基本的な規律として定められた、先達の当時の想いを忘れることなく、高知の未来へと繋げて参ります。

本当に明るい豊かな社会とは

そもそもなぜ豊かな心を育まなければならないのかを考えた時、豊かな心とは、物質的な豊かさでは埋められない幸福感であるからです。そしてその幸福感は一人だけで感じるものではなく、周りの人に伝播されていくものであります。 物質的に豊かなになった今だからこそ、他者を思いやる気持ちが持てる人、またそれを伝播出来る人、すなわち豊かな心を持った人が必要とされているのです。 青少年期を対象に、日常に存在している幸せのきっかけに触れて頂き、明るい豊かな「心」を創造する事業を実施致します。

結びに

基本理念に掲げた、堅忍不抜には我慢強く耐え忍び、揺るがない強い意志を持つという意味があります。今の時代を生きる、我々JAYCEEに欠けているもの、それこそがこの堅忍不抜の精神であると考えました。 この高知青年会議所設立当初の先達の心に宿っていたであろう、この精神を今一度呼び覚まし、青年らしくどんな壁にぶち当たろうとも「明るい豊かな社会」の実現に挑戦をする一年に致します。